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Impermanence of all things
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僕は高校3年の夏休みに美大に行きたいと思い、そこから予備校に通いました。なので、周りにはあたりまえの様にデッサンがうまい人や、平面構成をきれいにやる人しかいなく、かなりナーバスな状況でした。デッサンもしたことなければ、アクリルガッシュも使ったことなかったので、当然と言えば当然でした。そんな中、デッサンなんかうまくなる訳もなく、毎日予備校には行くもののほとんどさぼって屋上でタバコ吸ってました。講師にはいるだけで士気が下がるからやる気ないなら帰れと言われ、ほぼ美大へ行くことあきらめてました。秋になり、いよいよ本格的に受験モードになる中、一人の講師Y君に出会いました。彼は当時、多摩美のテキスタイルの学生でなんだか知らないけど、僕に目をかけてくれ予備校が終わったらいつも一緒にメシを食べに行き、授業では教えてくれないノウハウやコツ、音楽の話、アートやデザインの話、東京の話などなどいつも刺激的な話を聞かせてくれ、どっちかと言うとそっちが目的で予備校へ通っていました。僕はY君が教えてくれることを無駄にしたくない思いでそこらへんからモードが切り替わり、絵を描きまくりました。ある時、なぜ僕を育ててくれるのか?と質問しました。そしたらY君は「おもろいヤツが教室にいないから。おまえは単純に話をしていておもしろいから、おれの知ってることを教えてやる。あそこで目立てないようじゃ、いくら絵がうまくてもしょうがねーし。」みたいなコトを言われ、なんだかうれしかったことを覚えてます。結局、僕は現役で美大に入ることができ、Y君は心の師匠となったのです。大学に入ると、Y君はちょうど就職活動の時期であまり会うことがなくなり、疎遠になりました。その後Y君は某有名ブランドに就職が決まり、いよいよ忙しく会うことはなくなりました。月日は流れ、今日Y君から連絡がありました。去年そのブランドを退社し、今友人とブランドを立ち上げ頑張っているとのコトでした。きっとY君のことなので、思想と製品とをきちんを両立させたモノ作りをしているのだと思います。とにかく、久しぶりすぎてうれしかったのです。
by amserone | 2006-12-02 16:20
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